こんにちは!美容室クラブクラブの山田正流(せいりゅう)です。
ここ10年が大切ですね。
はじめてヤマダのブログをみてくれた方へ。ヤマダこうみえて美容師です。
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40代以上の美容師は全体のわずか6%しかいないのだそうです。驚愕。オレもう入ってんじゃん。
よく聞かれる「60代とか70代の男性美容師さんっていないですよねー」という質問へのちゃんとした答えってなかなかないと思うんです。マクロかつ詳細な調査が行われた、という話も聞きません。
なので以下はヤマダの狭量にして偏見もまじえた見解となります。仮説と予測の域を出ませんので話半分で斜め読みしてください。
まずそもそも男性美容師の第一世代が60代にまだなっていないのだと思います。ぜんぜんいないわけじゃないでしょうが40年前ともなると美容師と言えば女性が多かったはず。男性美容師はまだ少数派だったのではないでしょうか。数少ない男性美容師のパイオニアたちは実業家やレジェンドとして君臨しています。
つぎに美容師が仕事をし続けるにあたって人気と支持が非常に重要な要素であるということです。元来、美容への意識が高く女性ゲストと感覚を共有しやすい女性美容師に比べ、男性美容師は年齢を重ねるにつれ流行への感度、女性への共感度がまるっと下降線をたどります。頼みの容貌にも翳りが。軽妙なトークも若造りのおっさん美容師に言われるより若いイケメン美容師にささやかれたほうがときめくはずです。
結果、若いころの売り上げや客数は見る影もなく、美容師をやめて他業種に転職するケースもあるのではないでしょうか。
そしてコレを言っちゃうと元も子もないのですが美容室業界自体が人とお金と時間をつぎ込まないと成り立たないフロー型ビジネスモデルの代表格なのです。圧倒的な力量を誇りお店や会社に利益をもたらして、組織から厚遇を得られるプレイヤーならともかくゲストの支持や売り上げも、そしてモチベーションと体力も落ち着いてきてしまったミドル世代の男性美容師が追い込まれるのは独立か転職かの極端な選択肢です。
そもそもまだ高齢の男性美容師があまりいない。
従業員を雇わず、ひとりオーナーとして独立した男性美容師は既存の顧客をメインに仕事をするので高齢になっても衆目にふれることが少ない。
転職して美容師をやめてしまう。
といった要素が高齢の男性美容師をあまり見かけない理由として推察されます。
ヤマダも他人事ではまったくないのですが熱い湯に飛び込むのも、冷たい水に飛び込むのも、ぬるま湯にずっと浸かっているのも結局は自分次第。
そこら辺はサラリーマンもプロ野球選手も政治家も男性美容師もみんな同じなんじゃないんでしょうか。危機感がないのは良くないけれど悲観することもないと思います。
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